現在の一般的な紙は木材パルプを原料にしていますが、それに対しコットンペーパーはコットン(綿)やリネン(麻)から出来ています。紙の原料として木材が利用される以前ヨーロッパでは紙の原料として綿や麻を利用していました。
コットンペーパーはもともと白いコットンを原材料に使用しているため、自然の美しさがあり、コットンの繊維が紙の表面から見てとれ、手触りも大変滑らかです。その上、張りとコシがあり柔軟性にも優れています。そして非常に細いコットンの繊維は、ペンやプリンタのインクを素早く吸収します。独自の風合いを持つコットンペーパーは手触りがいいだけではなく、ペンが滑りすぎずインクのなじみが良い為書き心地のよさも特徴です。これがコットンペーパーは字が上手く書けると言われる由縁です。さらにちょっと意外に思われるかも知れませんが手書きだけでなくインクジェットプリンタとの相性も抜群です。
また、コットンペーパーが見直されているもうひとつの特徴として環境にやさしい紙であるという事もあげられます。木材パルプ用の樹木は成長が遅くもとの状態になるのに何十年もかかります。それに比べ、コットンペーパーの原材料である綿は1年草です。さらに、もともと白い綿花を使うのでパルプで紙を製造する際に必要となる漂白処理などの化学処理も少なくてすみます。
ARPA社のすべての製品は400年前から変わらず、コットンやリネンの最上質の繊維から作られています。スペインの工房で25年以上もの経験を積んだ熟練の職人によってハンドメイドで丁寧に製造されています。
紙は1枚1枚作られているため、サイズにかかわらずどの紙も四方の端はすり切れています。プレス工程で2枚のブランケットを用いることにより特別な手ざわりが生まれます。ARPA社の紙(アイボリー色)は中性で無漂白、着色剤を用いていないため半永久的に色あせを防ぎます。また、どの紙も空気乾燥で作られており、この過程によって紙に特別なボリュームを与え、紙のきめや表面の特性が生まれます。製品はカビ防止の抗菌処理が施されています。
ARPA社ハンドメイドペーパーは、その風合いから美術や工芸の分野(水彩画やデッサン、チョーク画,木炭画、彫刻、エッチング、木版画、エンボス、または芸術的な写真・デザイン・構図など)やグラフィックアートの分野でも高い評価を獲ております。
手紙、プリンタ用紙、絵画やイラストなど、最上質のコットンペーパーの独自の風合いをお楽しみ下さい。
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ARPAのコットンペーパーの風合いは招待状・案内状やカード、お品書きなどの用紙としても大変ご好評いただいております。
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